口太山(くちぶとやま)843m

東和町・川俣町


昔、阿武隈山地は高冷地であるがゆえに、幾度も冷害による食料不足に悩まされていた。その結果、村の老人は「口減らし」として姥捨てをされたという。
「くちぶとやま」の由来は「くちびとやま」がなまったものだと言われ、「朽ち人山」それは姥捨て山を意味するのだという。
そういえば、北側からのルートは昼なお暗い森が、そんな雰囲気を漂わせているかもしれない。
また、この山には次のような伝説も残っている。「その昔、山陰中納言がこの口太山にさしかかったところ、大猿に化けた山賊に襲われるが、白い鹿の援護を受け救われる」という伝説があり、その時猿の首を取った所が「猿の首取り」、中納言が逃げ込んだ穴が「乳子岩」、猿が落ちた滝が「猿滑りの滝」といわれている。
登山道は、良く整備されており家族や初心者でも安心して登られる山である。山の南中腹の「夏無沼」には設備の整った町営のキャンプ場がある。

連絡先:
東和町役場 TEL.0243-46-2111
川俣町役場 TEL.024-566-2111

交通:
車は国道349号線、不動坂から5分ほどで車両進入禁止(軽四駆を除く)になる。そこの道横に駐車スペースがあるので、そこに車を置く。その先が登山口になる。
もうひとつ、針道からのルートがある。針道口から車で5、6分登ると、夏無沼へ着く。そこに車を置いて登山口から登る。