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| 1917m三本槍岳山頂です。山頂には、想像していた鋭い三本のピークどころか巨石すらなく、360°見渡せる素晴らしいロケーションを持ったやさしくおだやかな広場があるだけでした。ここからは北へ伸びるルートがありますが、甲子山へ続く道です。 |
![]() 山頂では、美しい景色を満喫しながら、お弁当を広げたり、料理を作ったりして思い思いのスタイルでくつろぐ登山者たちのいつものシーンが見られました。 ![]() |
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私も、最近お気に入りのランチ、「山頂磯辺焼き」にとりかかりました。ガスストーブに網をセットして切り餅を乗せ、1、2分、餅がぷーっとふくらんできたら、すかさず醤油を塗り、仕上げにもう一度焼くのです。その時に漂い出る焦げた醤油の香りは、周り数メーターにいる人々の鼻腔を心地よく魅了するのでした。
案の定、私の後方でおにぎりを食べていたおじさんが、「なんだって、うまそうなにおいだなん。山で、もぢやいで食うのもうめべな。」とつぶやく声が聞こえてきました。 ところで、あつあつの餅とコーンスープの究極ランチを楽しんでいますと、まわりの大勢の登山者のみなさまのさまざまな会話が聞こえてきます。 東京から来た奥様たちなのでしょう。 「あら、小泉さんの奥さん、素敵なポーチですこと」「そういう扇さんだって、おしゃれなベストですわ」「そんなことないですよ、これユニクロのニィキュッパですもの。でもバカにできないのよ、とてもあたたかくて…」などと楽しそうに話しています。 同じ会話でも、私の地元、福島県飯野町の同年代のおばちゃんたちだったら、ユニクロをノラクロとは言わないまでも、絶対に「ベスト」とは言わないもんね。自信を持って「チョッキ」って言うもんね。 ふと、おもしろいことに気づいたのですが、山頂には、共通語で話す人々と東北弁で話す人々がクロスオーバー(死語?)しているのです。つまり那須連峰へは、東北地方はもちろん、関東エリアから訪れる登山者もたくさんいるのです。確かに、都心からでも首都高および東北道を利用して、早朝の空いている時間帯に出発すれば3時間かからずに登山口まで到着できるでしょうから。じゅうぶん日帰り登山が可能なのです。 というわけで、三本槍岳山頂エリアにおける融合文化にふれながらの呑気な昼飯もなかなか楽しいものでした。 |