霊山(りょうぜん)825m

霊山町・相馬市

霊山は2500から3000万年前の火山活動から生まれました。
1100年ほど前の貞観元年(859年)に、京都比叡山延暦寺まの座主円仁(慈覚大師)が開山し、インドの霊鷲山(りょうじゅせん)になぞらえて霊山と名付けたと伝えられています。以来480年余平泉の北奥文化に対し霊山は南奥文化として3600の僧侶を数える東北山岳仏教の一大中心地として栄えました。しかし南北朝の動乱ですべてが焼失(1347)し、今は定石が残るだけです。南朝の臣北畠顕家が義良親王(のちの後村上天皇)を奉じて拠ったことは史上有名なところです。
正平2年(1347)ついに落城。以来、600数十年を経た今日、霊山城跡および霊山寺跡は学術的な調査の手も加えられないまま林の中に深く埋もれたままになっているのです。
阿武隈山系のゆるやかな稜線の中にそそり立つ奇岩怪石は、ひときわ威容を誇り、春の新緑、山ツツジの花開く5月下旬、そして10月中旬から11月初旬の紅葉は目を見張る美しさとなります。特に紅葉のころ、岩肌に赤や黄色の色彩がちりばめられたさまは、錦絵を思わせます。
山中にはハイキングコースが整備されており、太平洋を望む大パノラマと気軽なトレッキング、また巨石岩には、はしごや鎖場なども多数あり、クライミングやボルダリングなどを楽しむことができます。
またふもとには「霊山こどもの村」やキャンプ場などのリクリエーション施設も充実しています。
連絡先:霊山町役場 TEL.024-586-1111
アクセス:福島駅より相馬行きバスで「行合道」下車。クルマは国道115号線行合道北部まで入る。駐車場完備。
●登山日2000/10/21